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禁断の告白投稿部屋 (スケバンに狙われた美少年 その5)

日時: 2021/08/22 23:04
名前: まるた

次の日

また、下校時に夏実らがやって来るのではと思っていたが、今日はどうやら来ない様だ。
でも、少しだけ回り道をして、理香が勤めるカラオケボックスの前を通る。
さすがに1人で入る勇気はない。

すると、店前を掃除しに理香が出て来た。
「こんにちは。」
「あー!ハル君!遊びに来たん?入り入りー。」
「あ、でもお金も無いし、歌も歌わないし…」
「良いの、良いの。客も誰もおらんし。この時間はアタシとバイトの男の奴1人だけやから。」
「怒られませんか?」
「大丈夫。文句言うて来たらアタシ睨み効かすから。それで黙るから大丈夫(笑)」

理香は掃除をほったらかし、自分と遙貴のジュースを持って、昨日のアノ部屋に通した。

「アタシに会いに来てくれたん?」
「はい…理香さん居てるかなって…」

実は夏実の事も美希の事も気になっているのに、密かに調子に乗り出す遙貴。

「キャー、可愛いコね。アタシの事、気に入ってくれたん?」
「綺麗なお姉さんだなぁって。昨日、凄く良い匂いしたし…」
「いやーん、アタシ、顔赤なって来たわぁ。」
「ハハハ」
「もう笑ったらホンマ可愛いなぁ。また、アレして欲しいんやろ?」
「え…(ドキ)」
「当たりやなぁ(笑)」
何も言わずはにかむ遙貴。
「昨日はね、あんな事したけど、やっぱココお店やしね…。」
「そうです…よね。」
「なあなあ、明日、土曜日やろ。
アタシ、レディースやってんねやんかぁ。」
「女の人の暴走族ですか?」
「そうそう。よう知ってるやんか。」
「横浜にも居てましたよ、レディース。」
「明日さぁ、夜8時ぐらいから走るねんけど、見においでーや。夏実や美希もメンバーに入ってるんやで。」
「へぇ、8時ですか…」
「親、うるさい?」
「うーん、多分上手く理由言ったら10時ぐらいまでなら大丈夫かも…」
「おいでよー。あっこの国道でさぁ、土曜日とか月2,3回やけど。ほんでさぁ、○○の交差点のコンビニの横に広い公園あるん知ってる?」
「あぁ、ありますよね。大きい広場がある公園。」
「そうそう、そこに集まってるからおいでよ〜。バイクの後ろ乗せたるでー。」
「はい、なんとか見に行きたいです。」
「ホンマー?おいでなぁ。アタシらめっちゃカッコ良いんやでー。」
「ハハハ(笑)」
「じゃあ、明日ね。」
メンテ

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