禁断の告白投稿部屋 (スケバンに狙われた美少年 その8) |
- 日時: 2021/08/28 06:15
- 名前: まるた
- 数日後…
友達らと数人で下校する遙貴。 「なあ、ハル!この後ゲーセン行こ こうや。」 「うん、ちょっとだけ行こっか。」 私服に着替えて、駅前のゲーセンに繰り出す。
ゲーセンで遊んでいると、スケバンが入ってきた。 学校帰りの夏実と美希だった。
「あ!ハルキ君やん!」
夏実らが遙貴を取り囲む。 「ゲーセンとか来るんや!?」 「たまに…」 「へぇ〜そうなんや。」
遙貴の友達は、遙貴がカツアゲに遭ってると勘違いし、逃げ腰気味に遠くから様子を窺っている。 「ヤバい、ハル、カツアゲされてんちゃうん?」 「助けようや。」 「あんなヤバそうなスケバンに囲まれてて、マジで怖いねんけど。」 「え、でも。助けなヤバいやろ…」 「しゃーない、帰ろって言いに行こっか。」
「ハル!帰るぞ!」 「あっ?(睨)」 夏実らに鋭い目付きで睨まれ、すくみ上がる遙貴の友達。 「僕の友達です。」 「あ、そうなん?」 「ヤンチャそうな友達やな。」 「普通ですよ。」
「あれ?ハル、仲良く喋ってない?」 「うん?ホンマやな。知り合いくさいな。え?でも何で知り合いなん?アイツ、姉ちゃんとかおったっけ?」 「アイツ、一人っ子やで。」 「え?何でやろ?ひょっとしてハル、逆ナンされてんちゃうん?」 「見た目ジャニーズやからなぁ。」
「ハル?帰ろって…」
とりあえず帰る事にした遙貴。 スケバン達と手を振り合いゲーセンを後にする。
「ハル、あのスケバン知ってるん?」 「う、うん。ちょっと…」 「何?逆ナン?」 「ま、まあ。そんな感じ。」 「ハル、やるなぁ。やっぱりハーフやからモテるわなぁ。転校してきた時、エグかったもんなぁ。」 「おれ、正直苦手だけどね。あんまりキャーキャー騒がれんの。」 「でも、あんなスケバンとよう喋れんなぁ。あの人ら、アレちゃうん?2個上におった人やんなぁ。」 「おった、おった。そん時からヤバそうやったよな。学校でシンナーとか吸ってたし。」 「2個上って、めっちゃヤバい世代やったもんなぁ。ハル、知らんやろ。」 「うん、知らない。」 「ヤンキーばっかやったよな。なんかイジメとかも酷かったって聞くし。スケバンとか、よう溜まってシンナー吸うとったもんなぁ。」 「オレらの学年は、もうそんなん居てないけど…」 「へぇ〜そんなに?横浜もヤンキーいっぱい居たし、同級生もヤンキーいっぱい居たから、そこまで気にならないけど。」 「横浜もヤンキー多いって言うよなぁ。」 「2個上で一番ヤバいん、三井さんやろ。三井理香。」
え?理香さん? 遙貴は少し驚いた。
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